近年、中国EC市場で大きな成長を見せているプラットフォーム京東(ジンドン)。
今回は、京東がどのようなプラットフォームかまとめていきます。
自社物流網の充実やAIの導入などAmazonの様に進化している京東がどの様なプラットフォームなのかみていきたいと思います。

目次

京東の取り組み

京東は、2004年から電子商取引(EC)を開始した。京東618は、最初の京東618ショッピングフェスティバルを開始してから15年が経つ。京東グループのCEO徐雷氏は、「信頼は、京東のビジネス発展の原点と基礎であり、かつ、京東プラットフォームの差別化の優位性を持ち、京東の発展拡大の根本でもある」と述べた。

京東は、機能を提供する下で、各方の協力パートナーと手を携え、社交、オフラインとコミュニティ、企業応用などの異なる場面を含む全業務の共創を積極的に推進している。

先日、京東が2019年第1期の財報を発表した際、テンセントと新たな3年間の戦略的協力を開始すると発表した。双方は、引き続きソーシャルメディアサービス、広告、会員サービスなどの一連の分野で協力体制を継続する。特にテンセントは引き続き「Wechatプラットフォーム」で京東をサポートする事となる。

京東の販売チャネル

京東は業態拡張、協同協力、技術サービスなどの方式を通じて、オフラインの小売企業と共同で多端末の全チャネル体系を構築する。京東のチャネルには、7FRESH、京東電器専門店などのオフライン店舗だけでなく、京東京車会、京東連盟薬局、京東コンビニ、戦略投資の五星電器など多くのビジネス形態があり、今年には5万平方メートルの京東電器スーパーを重慶にオープンした。他には、ウォルマート、永輝、歩歩高、銀座などの大手スーパーと提携し、ユーザーの体験とプラットフォームのキャッスリング効率をさらに高めている。

京東プラットフォーム(京東モール)の役割

京東は、信頼できるプラットフォーム環境を構築し、ユーザーのショッピングの意思決定コストを下げるだけでなく、ブランド価値の最大化も図っている。

徐雷氏は、「将来の小売の発展傾向に関して、縦方向一体化のビジネスモデルは必ず打破される」と述べた。従って、京東のプラットフォームでは、①運営プロセスの透明性と②京東の中心的機能の提供、などで全方向一体化の戦略を実施していく。

具体的に京東は、①プラットフォームの透明性を高めるため、プラットフォームルールの実行や制度の開示は、ルールが変化する度に関係者に通知を行う。また、②ユーザーのプライバシーを保護する前提の下で、膨大なビッグデータや技術力、供給のサプライチェーンなどの機能をプラットフォーム出品店舗に提供した。

京東プラットフォームの動向

2018年、京東のプラットフォームでは、15のブランドの取引高が100億元 (約1,500億円)、159のブランドの取引高が10億元 (約150億円)、158のブランドの取引高が5-10億元(約75億円〜150億円)に達した。現在にいたるまで、京東は22万余りの商店と数億単位の高品質の商品とサービスにより3億以上のユーザーから信頼を得ている。

徐雷氏は「2018年の京東プラットフォームの新製品の出来高は3000億元を超え、90%のコアブランドは今年の京東618に新製品を発売する予定がある。これからの3年間は、京東プラットフォームでの累計取引高が1兆元に達する」と述べた。

2019年、京東は、618ショッピング・フェスティバルに向け、各大手ブランド企業と共に1000万人を超えるチームを投入し、最大規模の優待、高品質商品のラインナップ充実、最も効率的な物流の供給チェーンの構築を行った。京東は、618ショッピング・フェスティバルに総動員で取り組み、消費者の顧客生涯価値の最大化を図る事を狙っている。

出典元:https://www.360zimeiti.com/dianshangtuijian/133460.html



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